【コメント】

キレイな靴を履きましょう

『キレイな靴を履きましょう』タイトルから、文章から、表紙から。温かみが溢れ出るような、ペールトーンの世界でした。七瀬の揺れる気持ち、葛藤、そして決断。フィクションでありながらも、妙にリアルな女性の感情。七瀬目線、時には小春目線になりながら読み進めていくうちに気付けば自分の過去や想いと重ねてしまう場面が多々ありました。女性キャラもさることながら、男性キャラもまた魅力的。飾らず、強く、一路な想いと言動に感化されて「こんな人がいたらなぁ」なんて、本気で思ってしまいました。けれど一番に惹かれたのは、間違いなく七瀬のお父さんです。全てを包み込んでしまうような愛情に、涙、涙です。流れるようで、けれどしっかりと心を掴む。繰り返される言葉の意義。ただ柔らかいだけではなく、緩急ある言葉選び。読み手を引き込む一番の魅力は、キララさんの豊かな表現にあるのだと感じました。番外編まで読み終えても尚、しおりを外すことが出来ません。それ程に素敵な、大人の淡い物語でした。素敵な作品をありがとう、ございました(*^^*)

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石川キララ 2014/7/24 19:02

私には勿体ない言葉の数々を下さいまして、本当にありがとうございます。そんな風に読んで下さり…そして心温まるレビューを書いて頂き、ただただ感謝の思いであります。ミトさん、ありがとうございます。２作品目となったこの作品では、たくさんの読者様や、クリエイターの皆様との嬉しい出会いがあったので私にとっても大変思い入れのある作品となりました。ミトさんにも沢山の作品の中から見つけて頂き、本当に有難く、嬉しい思いでいっぱいです。お礼をお伝えするのは、私の方です。未熟な作品を最後まで読んで下さり、素敵なレビューも下さいまして本当にありがとうございました。

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