杉宮海翔

本物の狂気。何をどう間違えば、どう狂わせてしまえば、これ程無惨な結末を迎えてしまうのかを思わず考えてしまう程見事に狂っている。 長いページなだけあって、不気味な臨場感を終始味わっていました。イメージしにくいかもと思いながら読んだ怪奇シーンも、意外とすんなり頭に入ってきました。 怖いですねぇ。芯の底まで冷えそうな展開を読んでいる最中に、下から物が落ちた様な音がしたので尚更怖く感じましたよ。 何が怖いって、死体を隠す事に何の不都合が無い事ですよね。しかも犯行がすぐに露見される訳でもないので、非常に“有り得ちゃう話”なんです。 ......ホラ、アナタの後ろにも。
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