ワタル

温故知新!伝統的な妖怪とその紹介に始まり、後半では現代に合った形で妖怪を活躍させる。お見事でした。 前半の紹介は自分も知識として持っていました、しかし現代の船に通用するとも思っていなかった。船をただ沈没させるのではなく、水難そのものを招く。いい解釈です。 元々妖怪は自然現象の権化とされることも多いので、直接手をくだされるよりはこのように、ある種呪われるように犠牲者が出た方が不気味さもアップですね。 後半を読んだ後もう一度中盤船から無事に降りて嵐を回避したシーンを読むと「死ねばよかったのに」という声が聞こえてきそうです。
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こちらこそ素敵なレビューありがとうございます! 舟幽霊はエブリスタに来た頃から書いてみたい妖怪だったのですが、舟幽霊の持つ真っ暗な海と頼りない舟と言う一番の恐怖がなかなか現代とマッチせずに苦労しました。 そして、意外に舟幽霊知らない人が多いって事実に打ちのめされたり(笑) 他の妖怪を書く時は拡大解釈でも平気だったのですが、絶滅危惧種っぽい舟幽霊は正しい姿を知って貰いたかったみたいです
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資料によっては海坊主と混同されていたりもしますね、船幽霊。神仏でさえ似た存在なら合祀する日本なので、妖怪も一度メジャー妖怪の影に隠れてしまうと、そのまま食べられてしまうこともあるかもしれません。 そんな船幽霊をもう一度表舞台へ引き上げてくれるという意味でも面白い作品でしたよ!

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