仙冬可

物語全体に青い水がひたひたと押し寄せて来るような、ラストまで足元が見えない物語でした。 物語の骨子というものが、綺麗に隠れている。 全然強さも無骨さも感じないのに、揺らがない。 なんだこの透明感w 鉄骨四階建てにマシュマロ漆喰塗ってジェリーコーティングした、ぷるぷるふわふわがっちりな家みたい。 小説読んでから再度レビューを読んで。 「あれ、この4名さん、よくこれ読まずにこんなレビュー書けたなあ、凄い才能だー」 とか、的外れな事思ってしまいました。 イベント趣旨を忘れるくらいの完成度でした。 なんつー恐ろしいもんを書くんだ。 来年のハードルを自らガン上げる、そのストイックさに脱帽です。
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遅ればせながらレビューありがとございます。 ……って、あれ? ハードル?? ストイック……?? 褒めてもらえてるようなのでそれについて言い訳をしますと、本作は凄い才能の四人のレビュアーと凄い才能の絵師さんの上に成り立った作品なので、僕自身のハードルは微塵も上がっていません。 でもありがとうございます。 特に青い水に包まれる感じと透明感を感じ取っていただけたなら、そのつもりで書いていましたので、何よりも嬉しいです。

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