折房伝馬

最初の一ページを読んだ時点で、主人公の置かれている境遇に強い興味を惹かれます。 それが前作の主人公であるなら尚更で、うまい設定だと感じました。 ただ、設定の突飛さに事件のレベルが追いついていない印象は否めません。 また、前作で取られた指紋が今作の証拠として出てきますが、ああいった指紋は事件解決後に破棄されるはずですし、まず、前作を知らない人間には少し不親切になります。 そういった細かい粗がいくつかありますので、作り直す時には背景の見直しをお薦めいたします。
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指紋の件、知りませんでした。過去の事件関係者の指紋のデータを蓄積しておけば後々便利だなあと思ってました。 実際あっても良さそうなシステムではありませんか?(笑) 事件自体が弱いと言われると、こちらも弱りますね(笑)僕自身そう思ってたので。これもなれない密室トリックに手を出してしまったからでしょう(汗)
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指紋の件は少し考えれば納得できると思います。 事件関係者の指紋は協力指紋として、警察が協力を求める形で作成されます。しかしもしこの指紋が警察に保管され、何かの事件の度に利用されるとなったら、不快ではないでしょうか? 協力なんてしない、という人も出てきてしまいます。 ですから、指紋提供の際、利用後は破棄する説明と、数ヶ月で風化するインクを用いて指紋の押印を行う事になっています。
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