イノ

切ないまま終わるのかと思ったら、すっと心が穏やかになるような、優しい後読感が残りました。 ずっと傍にいた人が離れてしまうのは、友人でも家族でも恋人でも寂しいものです。 梨沙は真由の存在が特別だっただけに、応援したい気持ちと受け入れたくない現実との狭間で揺れ動く感情を、言葉ではなく行動で表してしてました。 水族館でさっさと先に進んだり、でも繋がれた手をぎゅっと強く握りしめたり。 それを感じ取って言葉で返す真由。 少ない会話でも互いの気持ちが通じあえるのは、本当にふたりが共に必要な存在であった証とも言えるかもしれません。 友情、恋心…。自分では特定できないような感情ってありますよね。縛りをかけないことでより作品に魅力が出ているように思いました。 そっとふたりの背中を押してあげたくなるような、素敵な作品をありがとう!
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イノさん、『3月2日、アクアリウムで』にレビューをありがとうございました。 真由に憧れていた梨沙と、梨沙を助けながらも、そのひたむきさに励まされていた真由。 二人の関係は、ただ友情の一言ではくくれないかな、と。 友情と恋情の間で揺れる二人の絆を描きたかったので、そのように言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) 作品を深く読み込んでくださり、ありがとうございましたm(__)m
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