なっちゅ

春の訪れと共に花開いた二人の恋は、季節を巡るように心も変えていく。 深く、熱く、輝く瞬間に胸を熱くし、そして穏やかに流れていく時間。 春夏秋冬、吹き抜けていく風のように、二人の関係も変化していく。 この恋は必然。 この別れも必然だったかも知れない。 恋の終わりとはいつなのだろうか。片方が心を離してしまえば、告げてしまえば終わりなのだろうか。 色んな恋愛の作品がある。 一つの恋が始まり、終わる。それはありふれた恋愛の、当たり前の形式。 けれどそこにある『想い』はそれぞれ違う。 この作品は、そんな平凡な一つの恋。 けれど作者が季節を彩るようにこの世界を美しく魅せてくれる。そうして作り上げた世界が、主人公の想いに浸らせてくれる。 最後、主人公は立ち止っていた時間から、一歩踏み出す。 そこで待っていた出会いにどんな感情を抱くかは、読まれた方それぞれ違うと思う。 是非、その余韻に浸って頂きたい。 素敵な作品有難う御座いました。 表紙絵を描かせて下さり感謝です。
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素敵なレビューをありがとう。 この僅か数ページの中で書き綴ることを、今までとても難しく感じてきたけれど。 なっちゃんのレビューは、そんな私の迷いを払拭してくれる。だって、あなたのレビューは、この作品の情景を、想いを、全て表現してくれていたから。 この数ページでも読んで下さる方には、私の書きたかったことが伝わるんだって思ったから。 だからこそ、嬉しい。 そして、私に自信を与えてくれました。 私には勿体ないほどです。 ありがとう。 そして。なっちゃんが描いてくれた表紙が、作品の彼女を全て表してくれていて。背中を押して貰えました。本当にいつもありがとう。

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