K・つきひと

この作品を例えるのなら『ミステリー恋愛』とでも表現すれば良いのでしょうか?一見生き方が器用そうで、しかも仕事もバリバリとこなす上村。でもその裏側に隠された『陰』の部分が凄く気になり、同時にその様子を、作中の所々にセンスよくほのめかす作者様の手腕にすっかりやられた感じです☆ 一方で、『出来る女』の印象が強い加奈ですが、しかしそんな彼女の心の奥底にある弱さ感じとり、大事な場面では颯爽と現れる上村の様子が印象的でした。強き者が弱き者を守る関係じゃなくて、きっとお互いの弱さをよく知ってるから、守り合う、もしくは寄り添い合う関係。これはこれで素敵かも。 作品のラスト、疲弊した上村をまるで守りように、加奈が上村を抱き締める場面が凄く心に染みました。 水森さん、素敵な作品をありがとうございました♪
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K・つきひとさん、『グレープフルーツを食べなさい』に素敵なレビューをありがとうございました。 つきひとさんがおっしゃる通り、この作品では、片方が片方に守ってもらうのではなく、互いに思いやり支え合う、対等な関係を描きたいと思いながら執筆していました。 分かり合えないと決めつけるのではなく、(上村との関係だけではなく、例えば後輩の美奈子なども)いつか分かり合える日が来る、と。ラストはどうしてもハッピーエンドにしたかった。ラストを読んで、読み手さんの気持ちも晴れればいいなあと思っていました。 お忙しい中、作品をお読みくださり、更にはファン登録まで、本当にありがとうございましたm(__)m これ

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