大友 青

1ページが重く、深い。 たった40ページ。 無駄が省かれ濃縮された作品でした。 私は時間を売って金にするサラリーマンという職種のため、ダラダラしたページがなくまとまったこの作品はストレスを感じずあっという間に読み切ってしまいました。 こういうアンフェアな物語は展開が大事だと思います。 この作品は最後の1ページまで予想を良い意味で裏切ってくれました。 大変おもしろく読ませていただきました。 読後に考えてしまった点は2点。 『トラッキング』は時間がかかる上に確実性が無いと触れていたにも関わらず、最後のシーンでの『確信』。 トラッキングと謳いつつも実は放火したのか?など読者を考えさせてくれます。 また2人のその後を考えると私は今夜眠れそうにありません。 たまには物思いにふける夜もいい。 ありがとうございました。
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あおさん 読んで下さった上にレビューまでありがとうございました。 大分ラストシーンは賛否両論あり、後味的には決してよくないとは思うのですが、当初考えていたハッピーエンドにはどうにもならないんじゃないかとイベントの締切前に浮かんだのがあのラストでした。 二人にとって何が幸せなのかはわからないですが、きっと心に喪失感を感じながらも一緒に生きていくのではないかなと思ってます。 なので、完全にはBAD ENDでもないのかなと。 トラッキングに関しては、放火ではないにしろ、分かっていて放置したのは間違いないですしね。 長く暗い話を最後までお読み頂きありがとうございました。

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