つばさ

純粋で奥手で初めての恋に戸惑う美琴。 雨宿りした神社で出会った不思議な男の子。 幽霊なんて、誰が信じるの…? 不思議な男の子が引き寄せた更なる幽霊。 私の好きな人はこの不思議な現象を信じてくれた。 ずっと好きだった人と想いが通じ合ったのにもう会えないの?…。 美琴の周りで始まった恋が初々しくて、何ともいえない青春の瑞々しさが感じられて胸がきゅんとします。 美琴と晴登の間にある不思議な因縁。 美琴が行き交う世界には何があるの…。 雨宿りの場面から始まる美琴と晴登二人の関係が本当に初々しくて初恋の持つぎこちなささと瑞々しさにこの作品の世界に一気に引き込まれます。 幽霊との出会いから始まる不思議な世界に引き込まれていく美琴の戸惑いと心の痛みも切なさが満載で、この感覚は読者をも不思議な世界へと導いてくれます。 純愛作品ですが、見たことのない設定にワクワさクせられると同時に異世界に引き込まれる感覚に美琴と同じように心が引き裂かれそうで何ともいえない切なさと寂寥感が残ります。 正直言って、レビューなんて必要ないくらい何も言わずにこの何ともいえない 世界に浸っていたい。 美琴と晴登は一体どうなるのか、美月さんしか知らない異世界に引き込まれた読者の心の鍵をどうにかして開けてほしい…。 ここまで独特の空気感に包まれた作品に出会ったのは初めてです。 心を鷲掴みにされて、衝撃の余り一気に読んでしまいました。 清之介さんの謎が解けた時に、美琴と晴登が満開の桜の下で微笑んでいてほしい。
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つばささん、こんばんは(´▽`*) 『今宵、桜の木の下で』の閲覧、そしてレビューまでいただきありがとうございました!!
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