(応援) 「ザ・デビル・ユー・コール」がとても面白かったので、こちらも拝読。 本当に同じ作者なの!?と疑ってしまうくらい、がらりと雰囲気が変わりました。 いや、でもこちらも素晴らしい。 内容が詰まっていて読み応えがあるのに、テンポよく展開し、疾走感のある作品のため、読むときはいつも夢中になってしまいました。 仲間と曲を演奏するときのワクワクや、かけがえのない一瞬が、手に取るように伝わります。 そしてこの作品には、ためになる話や雑学、ハッとする言葉が沢山でてくる。 狼歩さんの知識や理解力の深さにとても感銘を受けました。 さて、このお話では、高校生たちが過去にタイムスリップします。 生半可な知識で書くと、タイムスリップものは、荒唐無稽で矛盾だらけの、モヤモヤが残る消化不良な作品になってしまいます。 しかし、さすが狼歩さん。 まだ完結はしていないので、結末はわかりませんが、今のところ矛盾しているようなところはないかと思います。 パラレルワールド、親殺しのパラドックスの話もとてもわかりやすい。 文句無しです。 仲間っていいな、青春っていいな、と純粋に思える素敵な作品でした。 もしも過去にタイムスリップしたら、あなたは何をしますか?
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