弭田

歌詞的で読みやすく 秋の郷愁をしっかり踏まえていて ぎゅっと胸が掴まれるような詩集です 秋を全体のテーマとしては「別れ」と なさっているのだろうと推察できます どの詩もすてきですが 私は特に[コスモス]がすきです [コスモス]での秋は 「心の傷」の比喩であるように感じられました きっとコスモスを通して思い出す出来事があって だからといってその思い出で負った痛みは コスモスがなくなったところで消えてくれない マニキュア、処理しないと地味に残りますよね 塗っているときはときでにおいが強いですし その微妙な鬱陶しさがネイルから秋に ゆるやかに置き換えられていくような そんな印象を受けました あきはさみしい、ですね ぬくもりが恋しくってたまりません でも秋にさみしさを感じる人が多くなれば それは共通意識をもってして すこしはやわらいでくれるのではないかと ささやかながら期待してしまいます すてきな詩集をありがとうございます!
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