<Monologue Acoustique> ガラスの向こうは黒、黒が藍色に変わる時……もうすぐ夜明け。夜明けと共に始まるストーリーにドキドキしました <Ⅱ> Ⅰに出てきたレモネードの人の目線なんですね。 <一木造り(Refais)> 無心になってノミをふるう仏師が浮かび、内観していく様を詠んでいるように感じました。嘘の中にある真実を見るかのごとく、静の中で様々なものを感じ取る。そんな景色が見えました。 <晩秋> ‘時’が過ぎてゆく。季節に感情があるのなら、過去を振り返り、知り得たことを思い返すのでしょうか。散るなら美しく最期を望みたい……と語っているように感じました。 <Epilogue> ‘高い敷居’を読んだ時、高尚な趣味と呼ばれている‘詩’を思いました。冒頭の‘うっすらと見えてる輪郭’‘水晶の様な調べ’よりどちらも中が見通せてしまう。 伝えたいことを敢えて見えなくさせながら伝えようとする詩の楽しさ。‘跨ぐ練習’新しい遥汰君がこれから先見られるのかな?と思いました。 勝手な解釈を申し訳ありません。とっても楽しめる素晴らしい作品でした。 素敵な詩集を読ませて頂き、ありがとうございました☆

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