石川キララ

時計の針は…… いつも一定のリズムで時を刻みます。 確かに時間は進んでいるのに。 心は、彼を失ったあの日のまま止まっている。 もう8年も経っているのに、その場から動けずに 会えない彼を想う雪奈に訪れる ‘‘ 奇跡 ” 。 この作品は、輪廻転生を描いています。 もうこの世には居ない彼。 翔太という少年に生まれ変わり、 心から愛した雪奈を、動き出せない時間から、 そして自分という記憶から、連れ出す為に 行動を起こします。 全ては、雪奈の幸せの為に ーーーー 切なさが滲む中、 読者の心に温かさを残すのは、 深い愛情が描かれているから。 前へ進む未来が描かれているから。 この作品を読んで、ハッピーエンドと読むか。 それとも悲しみが残る作品と読むか。 不思議なものです。 私には切なさの中に、確かな幸せも感じます。 翔の想いが、届くように。 そして、雪奈が幸せになるように。 歩む道は別々だけれど…… 2人に沢山の幸せが降り積もりますように。 そう願いながら、ページを閉じました。 だいぶ前に読んだのに、こんなにも遅くの レビューになってしまいました。 雛姫さん、素敵な作品をありがとうございました。
8件・3件
石川キララ様 素敵なレビューを有難う御座いました。 時間は進んで、傍に想う人が出来たからって、失った人の愛情も消え去る訳じゃない。 ある意味心の中で2人の男性を想う雪奈。 そんな雪奈に翔が贈るクリスマスプレゼントは、確かに人によってハッピーエンドにも思えるし、バッドエンドと思う人もいるだろうと書き手としては思います。 私自身も、実は答えはわからないのです。 その答えは雪奈が無事結婚して幸せを掴み、翔が成長して大切な誰かに巡り合った時かも知れません。 いつも作品を支えてくれて有難う。 今年のクリスマスには、キララさんにも素敵なクリスマスが訪れますように。
2件
雛姫さま お忙しい中、ご丁寧なコメントありがとうございます。とても嬉しかったです。 (。=`ω´=)ぇ?……真面目か? いつか書くね!宣言していたレビュー。 忘れた頃にやってきました。 まぁ、いつもの如く長いですな、私。 ずっと前に。共通で読んだ作品。 その作品もハッピーエンドでなかったけれど、何故かとても印象に残っていたよね。 悲しく、切なく、涙を誘う書き方は、 ある意味とっても簡単で。 でも、結ばれない想いの先にあるものが、 自分にとっての幸せでなくても、 相手の未来を願うことも、確かな想いの 一つなんだと。そんな風に感じたよ。 今年のクリスマス…… 待ってるよ、なっ
1件

/1ページ

1件