岡田朔

今回はレビューを迷いました。最近恒例になりつつある真似っこレビューをしてやろうと思っていたんですけど、なんか式神の精度の雰囲気はどうにも真似出来ない。ひねくれ者の岡田朔としてはレビュー書きたい、でも多数さんに普通のレビュー書くのなんか悔しい、ドンドン床ドンです。ふう。 ――――と言う感じに、平安時代の美しい言葉や服装が近未来に溶け込んだ古いようで新しい世界。毎回新しい世界観を生み出してくれる多数さんがまた新たな世界を見せてくれました。もしかしたらその内、平安ファッションが流行るんじゃないのってちょっと思ったり。あれの再ブームも来るかもしれない。光るやつね。 多数作品を読んで毎回思うんですよ。またしても騙されたなって。 だから次の作品は絶対騙されないぞと思って読むんですけど、また騙されるんですよね。 そんなピュアな私はまたしてもすっかりやられました。ええ、ピュアだからですよ。多数さんの仕掛けが上手すぎるとか、巧妙すぎるとかじゃないんだい(絶対そうだけど認めないもんね)。 しかも最近、女性好みの恋愛表現まで巧みにいれてくるから、切なさにやられちゃうわけです。 とりあえず再読必須です。一度目は騙されないように注意深く、二度目は感情に任せて多数存在の創り出す世界に浸って下さい。 とりあえず、髪に土が付くくらい長く伸ばそうかな。 あ、女性は多分ニヤニヤしちゃうから、一人の時に読んだ方がいいですよ。くれぐれも電車の中とかで読まないように。 次は騙されないぞ。
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