かおる

二つの魂が向き合った時、そこに愛が生まれるのでしょう。そのきっかけは、さりげない日常の会話からだったり、ピンチに助け合うことだったり、様々。 新しく生まれた縁が、これからどんな風に進んでいくのか、後日談がとても気になるお話です。 たた、個人的な見解ですが、愛することの中に助けることは含まれるけれど、助けるために愛するのはちょっと違うと思いました。それは愛情ではなく、同情だから。
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真摯なレビューを、ありがとうございます。m(__)m 《愛することの中に助けることは含まれるけれど、助けるために愛するのはちょっと違うと思いました。それは愛情ではなく、同情だから》 一般論としては、この通りだと思います。 しかし、この主人公には愛情に関して頑な性格を与えました。 亡くなった妻に義理立てして、妻以外のどんな女性も愛さない。 響子の科白にあるように、愛情を説いても主人公は妻以外の愛情は受け付けない。 だから響子は「女と男は助け合わなければ生きて行けないの。男なら、困っている女を助けてあげたらどうなの!」と別の切り口で責めた訳です。 これは、同情心を持てという話ではなく
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はい。奥さまの無言は拗ねているんだろうなと感じました。可愛らしい嫉妬の表現です。こんな巧みな方法もあるんだなぁと勉強になりました。 私が違和感を感じたのは響子のセリフの方です。 亡くなったとはいえ、愛した妻を簡単には忘れられるものではありませんし、恋人でもない人間がどうこう言うものでもない。 一人の人に思いを残し続けるのは頑なであっても悪いことではないですが、主人公が望んでもいないのに無理矢理こじ開けられるように感じてしまいました。 頑なさを打破させようという流れにさせるのであれば、もう少し描写を増やしてもよかったように思います。 更に、私には、響子が『私を助けなさいよ、だから愛しなさ

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