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老人と世界を繋ぐ音楽
ありす
2014/12/25 16:50
先日、新聞に音楽療法士の方の記事が取り上げられていました。 耳で聴いた記憶は一生消えないという言葉が印象的なインタビューでした。 心というものは目に見えません。 記憶というものも、同じく目に見えません。 見えないだけに、時として本人ですらその実態に悩まされ、その所在に苦悩します。 それを表現する手立てが失われたら、第三者からしたら、その人間はもはや生きているかも怪しく思えてしまう。 けれど、音楽療法士の方は言っていました。 「音楽は過去の自分を振り返る回想力がある。回想は自分の人生を振り返り、傷ついた心を癒して生きる活力を取り戻す力がある。死期の近い方には勇気を与える。私たちはその旅立ちへの、最後の贈り物をしているに過ぎない」と。 まさにこの作品そのものでした。 人によって心に刻まれた音楽というものは様々で、それを探るのも、目に見えない奮闘が認知され、理解されるのもまだまだ困難だとは思います。 けれど、旅立つ瞬間が無機質なものでないように。 懐かしく美しい音楽と共に、安らかに旅立てる人が増えるように。 もっと世に広く認知されて、人々の間に優しい音色が広まりますようにと心から応援したくなりました。
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レイン(休)
2014/12/25 17:24
素敵なレビュー✨ありがとう(*^_^*) 聴いて見て感じて…私達は、当たり前の事が出来なくなった時… 人に伝える術を無くした時… 自分なら… ヘレン・ケラーの様な出来事が、高齢に差し掛かった時、自分自身にも起こりうるんですよね… 私達援助者は、利用者の自律(人の手を借りても自分のやりたい事を行う)に寄り添うケアが、求められます。 音楽療法士のお話も寄り添う💕事の大切さを伝えたくて(*^_^*)
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