ありす

始動編の冒頭で描かれていたシーンが、この作品に哀しく暗い暗示を絶えず仄めかせていて。 回避できない苦しさを前に、何度も息を飲みました。 男は男にしか出来ない役割があり 女には女にしか果たせない役割がある。 男女平等が叫ばれてやまない昨今でも、この役割分担はきっと崩せない。 だからこそ、それを自然にまっとうして突き進める時代の彼等が眩しくもあり、強さの中に垣間見える脆ささえも美しく儚く感じさせます。 全体を一貫して流れる静かな語り口調が、逆に凄みを感じさせる作品でした。
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ありすさん、丁寧に読み取り ありがたいお言葉の数々をありがとうございました。 不器用な章であります。 もっと上手い生き方もあろうかと思うのですが 悲しき結末でありした。 沁みるレビューでございました。 ありがとうございます。 灰だらけの昔話を 甦らせて頂きました。 本当にありがたく大切にさせて頂きます 宝物が又一つ増えました。 大切にさせて頂きます。

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