Satori

読ませていただきました☆ 淳子にとっては温かい救いの場所。 航平にとっては全てが筒抜けの煩わしい場所。 人の集まる場所、商店街。そこは色々な人間の人生が交差する場所。 航平の温かさに寄り添おうとしながらも、恋人を捨てられない淳子の気持ちは前半に少ししか語られないけれど、それでも行動から伝わってくる。 2年間の重みと、それでも愛されていると思う気持ちと、自分が彼のためにそこに居なくてはならないと感じる責任。 傍から見たら理解が難しい関係だけど、この、恋人同士にしか分からない何ともいえない想いのようなものが痛いくらい伝わってきました。 この二人にしか分からない関係に航平が苛立つのも至極当然で、それも分かる敦子は温かさに縋りたい気持ちとの、葛藤だったのかもしれない、と思った。 我慢の限界に達した敦子は、温もりを知ったからなのか。優しさと愛情の擦れ違いが招いたラストならば、こんなに悲しい物語はない。 短編でありながら、とても考えさせられました。 最後に。個人的には幼馴染みたちの友情が好きです。 ひとりじゃ耐え切れないほどの辛さに襲われてもも、友に支えられてまた乗り越えていけるのだと思う。 そんなシーンが、人の繋がりの大切さを教えてくれた気がしました。 ちいさちゃん、読むのが遅くなってすみません。 そして、素晴らしい短編を読ませてくれてありがとうございました☆
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さとりん、おはようございます。 読んでくれてありがとう、素敵なレビューをくれてありがとう。 クリスマスを意識するのを忘れてしまっている作品となってしまいましたが、私にとって大切な作品となりました。 これからもどうぞよろしくお願いします。
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