美森 萠

手にするにはあまりにも切ない、クリスマスのプレゼント。 気づかぬうちにすれ違っていた二人の気持ち。 失って漸く気づき、思い知る相手の想い。 でも、これが終わりじゃない。 すぐそこに、また二人の記念日がある。 悲しいラストですが、これは文哉の最後の賭けのような気もして。 まだこの二人は終われないんじゃないかって、どうしても期待してしまいます。 エブリスタで皆さんの作品を読んでいると、たまに自分自身を振り返るきっかけとなる作品に出会うことがあるのですが、この作品もそうですね。 当たり前の日々に流されず、大切なものを見失わないように。 感謝の気持ちや、確かにある愛情をきちんと伝えなくては……。 そう思いました。
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