んりょっぷ

はっと息をのむ結末がここにあった。 人情味溢れる商店街。護って支えて助け合う人の輪がある良い場所は外まで温もりがにじみ出しているのだろうなと思いました。 航平さんは鴨芽銀座商店街を嫌いだと思っているみたいなのに、その行動は家族以上の絆で繋がっていてとても大切にしているなと、ほんわかとしました。 最初が痛々しかっただけに、真の癒しの場です。 淳子さんの足が無意識でも向いた理由がよく分かる。 そしてあの人生の分岐点。 ifの話はしても仕方がないのですが、淳子さんがただ耐えるだけでなく、もっと家族として健さんと接し合う努力をしてたらなと思いました。 そうしたら航平さんのモヤモヤも、最後の結末もなかったかもしれない、……などど手の届かない読者のくせに我が儘を言いたくなります。 短いストーリーの中で心を捕まれたような強烈なインパクトが残りました。 でもでも、この最後はある意味健さんからの解放。メリーバッドエンドで、淳子さんが出所してきたら受け入れてくれる場所があり、未来と希望が残されているのでは、と……(* ̄ー ̄) 凄くキラキラした商店街なので今後はポジティブに行けるかもと思いました。 このラストはほんとうに勉強になりました。ありがとうございます。 忙しい時期に感想文を失礼しましたm(__)m
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