ありす

この作品を読みながら、真っ先に頭に浮かんだフレーズがあります。 『読む映画』 文章から醸し出される感触や香りや情景が、とても実直で目の前に広がります。 数多くの登場人物はそれぞれの正義と主張を胸に行動しますが、誰が悪いか何がいけないかではなく、為るべくして世界は動く。 ひとりひとりの心理描写が違和感なく散りばめられていて、それが仕掛け細工のように組み合わさって動きだし、壮大な群像劇となる……。 まるで叙事詩のようです。 登場する人物がまた魅力的。 主役はもちろんですが、敵方となる人物にも視点を変えれば主役となり得るドラマを秘めていて、それが一層この作品を奥行きの深いものにしています。 ラストで人物たちのその後が淡々と語られているのも、映画のエンドロールを見ているようで感慨深いです。 余計な改行や行間を空けていないのはシリアスな作風に合っていて好感が持てます。 どうしても電子書籍は読みやすさから空白が多用される傾向になりがちですが、この作品は書籍のように凝縮された世界なので、この点は嬉しかったです。 細かいことを言ってしまうと、感嘆符やダッシュ、三点リーダーなどを書籍仕様にしてくれたらなと思いました。それだけ質が高いと思ったので。 200ページに満たない、壮大な群像劇。 映画化して欲しいなと思う逸品です。
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まずはレビューをありがとうございます。 「読む映画」と評価していただいて嬉しいです。スクリーンで観るような情景を伝えたいと思って書いていましたし、ラストはおっしゃる通りエンドロールを意識した作りにしていたので、自分の表現したいイメージが伝えられたんだな、と実感しました。 感嘆符等はご指摘の通りスマホのメモ帳仕様です。面倒くさがりな所が出てしまってます!Σ(×_×;)! 共感する登場人物も読んでいただいた方によって変わってくる話にしたかったのです。ありすさんはどの登場人物に一番共感しましたか?
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ものすごく時間をかけて読んでいったのですが、読み終えた感想はまさに、一大巨編の映画をスクリーンで味わった、というものでした!! 瑠璃さんの伝えたいというポイントをきちんと感じ取れて嬉しいです(*≧∀≦*) あれだけブラッドリー♪キャー とか ボースうぅ~♪ とか言ってたクセに。 最終的に一番心に残ったのはリアムでした!!(爆) (け、決してGが殺せない編にノックアウトされたわけでなく……っ) 本編では残虐非道な彼ですが ブラッドリーもひとつ歯車が違っていたら、彼のようになったと思いますし。 ただ悪いだけではない悲しさを背負ってる人だなあ、と。 彼目線でスピンオフが作れるんじゃないかと
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リアムのスピンオフですか?Σ(T▽T;) 正直なところ、難しい・・・ 実は話が進む中で一番想定外の方向に勝手に暴走していったキャラなんです。 なので話が書ける気がしないんです!Σ(×_×;)! 当初設計としては敵役サイドの参謀的役割を果たすキャラが欲しい→参謀といえば銀縁眼鏡だろう、でたぶんSだろうくらいだったのに、いつからこうなった!? リアムは心の底ではブラッドリーが羨ましかったんだろうし、ジョン卿への忠誠心も(本人はないって言い張ってますが)強かったんではないかなと今では思ってます。
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なんとなんとなんと~!! リアム……そんなにアレなスタートでしたかw ウィルセイとブラッドリーが対の存在ならば、ブラッドリーとリアムもまた対の存在だったのだろうなと思えるんですよね。 それにしてもリリーの嫁入り先も気になりますよ(*≧艸≦*) あ! ヘタレのオープニングムービー、好評ですよ~♪
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