つばさ

群青の青。それが意味するものは、失った心と消せない熱。 冷たい心と身体を温めてくれる男なら、都合のいい女でもいいと 面倒くさくない心を伴わない不毛の関係を続ける雛森江茉。 そんな彼女の前に現れた品行方正で眉目秀麗な御曹司 神崎景。 幼馴染という関係だけでなく、二人の間に横たわる訳ありの過去。 江茉が抱えるいいようのない喪失感が消えた時に消えない記憶が… 群青の青が…色を変えるのだろうか。 雛森さんと神崎さんが 「江茉」と「景くん」に変わった瞬間に二人の間に横たわる空気が劇的に 変わる。 「それ以上」でも「それ以下」でもない関係。 どうしても消せない熱。 私だけのものでなくてもいいから、冷たい体を温めて…。 『江茉』と呼ぶあの声を忘れさせて。 なぜ、この人は私にかかわるのだろう…。 どんなに願ってもこの人の手を取ってはいけない。 自分に課した枷から抜け出せない江茉。 それでも、景は江茉の手を取る。 この男は決して手綱を緩めない…。 景の手を変え品を変えた接触に戸惑う江茉。 第二幕が始まった…。
1件・1件
うんうん(。>∀<。)!そーっ!コレッ! ニヤニヤ止まらず(*-∀-)(笑)

/1ページ

1件