神山 流衣

それぞれに独立した詩作品ながら、全ての詩が真実の輪郭を担う血の通った詩集です。 まず、序章の詩文から頭をガツンとやられる衝撃がありました。時にそれは直視できないほどの事実か もしれませんしね。 <貴重品>ではどこかシニカルながらそれがまた最高に格好いい、男なら誰しも譲れないプライドのようなものを内容からイメージしました。女性の皆さま失礼しました。女性にもプライドはありますね。 <Ever give up>neverではないのが、はちさんらしいですね、英語には疎いのですが、より意志を明確に伝えたい、はちさんの信念を感じます。比喩を効果的に使いながら、過ぎさっていく過去のあまたの己を弔いながら、未来へ前を向かっていくポジティブな精神が心地よいです。 全てを解説すると、この作品の良さが次の読者に伝わらないような気がして、特に印象に残った二篇をフィーチャーさせていただきました。 まるで詩のお手本のような詩集だと思います。エブリスタで長く詩を書き続けるはちさんの詩への情熱が胸を熱くさせます。 その詩を愛するはちさんの偽りなき思い、それも"真実"ですね。 お忙しい中参加してくださりありがとうございました。

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