美森 萠

シリーズ2作目。とっても楽しく読ませていただきました。 前作で、大好きなショウと両想いになったエコ。エコ目線で描かれる今作は、そんなエコのショウへのたくさんの愛で溢れていて、読み終えた後もずっと幸せな気分でいられます。 好きな人と一緒にいたい、触れたい、離れたくない。好きな人の喜ぶ顔が見たい。エコの愛情表現はとってもストレートで、見ていて清々しいほど。 それでいて、エコを通して人を好きになるがゆえの苦しみもきちんと描かれていて、ショウでなくとも、きっと誰もがエコの頭をぽんぽんしたくなっちゃう!って思いました。 また今作では、二人の出会いも描かれています。 エコは初めて会う日本人のショウと仲良くなるためにはどうしたらいいのか、先輩留学生にアドバイスをもらいます。 しかし、その先輩が挙げる注意事項の多いこと多いこと! 私たち日本人って、外国の人たちにこんな風に気を遣わせちゃってるんだなって、ちょっと反省してしまいました。 また、作品中では、こうした『外国人から見た日本』だけではなく、日本の伝統文化についても紹介されています。 おせちに入っている伊達巻や栗きんとんなんて、甘いもの大好きな子どもたちと一緒になってばくばく食べてるのに、私はこれまで、何故お正月にそれらを食べるのかということまで知りませんでした。 全くお恥ずかしい話ではありますが、この作品に触れて、こうして自分の祖国の文化について改めて知ることができて、本当に良かったって思いました。 そしてそして、作中に出てくる『ミキディーズ』!!まさか、アレのことだなんて! 気づいた人、どれくらいいるんだろう?いや、ほんとにビックリでしたw とびきりキュートでほんわかできて、しかも読んだら為になる。 こんなお話、サトリさんにしか書けないと思います。 エコ&ショウのサードストーリー、キリンになってw待ってます!
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みもりさま。 や……、なんかすみません><; 多忙なのにレビューなんていただいて; ありがとうございます。 日本人って外国人から見ると不思議な生き物なんじゃないかなと思うんです。 思いやりとか謙虚さとか、随所に見られるわけなんですが、ずっと日本にいるとやっぱりそれは当たり前すぎて見えにくいものでもありまして。 例えば日本ってさ、新聞とか雑誌で小説が載るっていうとそれだけですごいじゃん!ってなるじゃん? それっていい記事が書いてある事が前提なわけですが、海外は違います。ブックレビューのまあすさまじいこと(笑)。めっちゃダイレクトです。たったそれだけでも価値観の違いがはっきりわかって面白いよね
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