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TAKASHI
まぁこ
2015/2/19 23:33
こんばんは(*^_^*) 先日はコメントいただきありがとうございました。 「彼女は韓国人」のほうにレビューさせていただこうかと思ったのですが、過去のレビューがあり投稿出来ないようだったので、こちらから失礼します。 なかなか感想がまとまらず完読から時間が掛かってしまいすみません。゚(゚´Д`゚)゚。 素直な感想としましては、2人が別れてしまったのは大変残念でした。 しかし、若い男女の愛情を引き裂くレベルで根深い日韓の歴史的背景が、明るいテンポで分かりやすく、それでいて話の進行に常に不気味に張り付いていて、個人的な感情を抜きにして何がテーマなのか、と考えると、よく考えられた素晴らしい結末だと感じました。 「正しさ」を追求することが果たして本当に正しいのか。 互いの心の中に潜在する「自尊心」は正しい形だったのか。 数々の障害を乗り越えるには、2人はまだ若すぎたし、それでいて、互いのことや真実を理解したいと思うあまり知識ばっかりで頭でっかちになり、ひとりの人間として互いを思いやる心が欠けてしまっていたのかなと思います。 ラストでスニの涙に冷めていた主人公の下りが特に。 しかしそれこそが、日韓のあいだにある暗い歴史が招いた悲しみの結末で。 これからはあなたとしかしないから、一生。といった、スニの言葉は、スニの感情を想像して涙が出ました。 スニは川崎くんのことを一生愛したかったんですね。川崎くんを信じたかったんですね。 でも、愛してるけど続けられないことを、最後に気付いてしまったんですね。 結末を読み終わったあと、なぜか、本音でぶつかって喧嘩していた2人の姿を思い出してしまいました。 仲の良かった、上手くいって欲しいと思っていた友達カップルが別れたと聞いた時のような心境ですが、でも、これでよかったのかもとすら思える作品です。 以上が感想です。 最後に、在日韓国人の夫を持つ嫁として、ダブルの子を持つ母として、純粋に1人の日本人として、日々の生活に追われお互いの国籍とか民族とかサッパリ忘れてしまっている日常の中で、立ち止まって日韓関係や歴史について考える暇を無くしていた時にこの作品に出会えたことを心から感謝します。 ありがとうございました。
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TAKASHI
2015/2/20 21:05
まぁこさん 丁寧なご感想をありがとうございます。 自分から感想を聞かせてくださいとお願いしておいて言うのもなんですが、、 こんなに丁寧に書いていただき恐縮しています。 そして、下手な文章を読解してくれてありがとうございました。 伝えたかったことが伝わっていて嬉しく思いました。 それと感情を入れて読んでくださったのがわかり、 そこが一番嬉しく思いました。 万人受けする小説ではないと思っていましたが、 こうしてWebで公開して縁ある人に読んでもらえて本当によかったです。 結末については、読解していただいた通り、反日教育の罪深さを訴えたかったかったのと、 若さゆえの潔癖さと若
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TAKASHI
2015/2/20 21:08
つづき 実はここが一番感じて欲しかったところです。 あらためて解説をさせていただくと、 スニが突然帰国することを選んだのは、川崎と朴先輩が酒を飲みながら交わす会話の中の次の部分、 ------------------------------------------------------------ 「そうなんですよ。スニが言うには、僕はわかりやすくマジメで一見軟弱そうだけど、 本当は強い人で、日本で自分の味方になってくれる唯一の日本人だって、そう言うんですよ。 とってもいいように誤解してるんですよね。 もう、そんなに思われて申し訳なくて、逃げ出したいくらいですよ」 -------
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