吉田安寿

 第4章まで読み終えた感想です。  まずお話の世界がとても壮大です。ちゃんと細部まで丁寧に設定を考えられていて、まさに手塩にかけて創作された世界なのでしょう。  また、これは宮澤さんの親切な性格が出たところだと思いますが、序章でハインベルがどんなところか、ラーマ王国との関係性など、とても細かく説明されています。まるで本当にその場所が存在するかのような、歴史書を読んでいるかのような感覚に陥ります。  それを読んで「おおっ!」と喰いつく方と、「ちょっと難しい…」と苦手意識を持ってしまう方に分かれてしまうかな?と思いました。特に女性は後者かもしれません。  第1章の後半から、のどかな集落が一転して悲劇に見舞われます。ここまでの間が少し長かったかな、とも思いますが、このお話全体のボリュームを考えると致し方ないでしょうか。  まだ14歳であるロビンが、ソウルイーターの声に導かれ、その剣を手にするシーンなどは、ファンタジーや冒険物の王道的な名シーンで、ワクワクしましたし、魅力的なキャラクターたちや、集落を襲う怪物の姿かたちや動きの描写、比喩など、面倒くさがらずにとても丁寧に書いていらっしゃいます。  そして、一難去ってまた一難、次々と起こる悲劇や、謎に満ちたキャラクターの登場で飽きのこない展開になっていると思います。  ただ、文のボリュームや描写が多いので、読み手を選ぶ作品かな?と思います。お手軽に読むというより、じっくり静かなところで腰を落ち着けて、想像力をフルに使いながら読みたい作品です。  引き続き拝読させていただきます<(_ _)>
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早速、レビューいただき、ありがとうございます^^ すべてが自分の思いあたる節があることばかりで、図星を指された分、痛さ半分wうれしさ半分ですかね^^ 出だしのスロースタートな感じは、自分でも「んー、失敗したな」とは思ってました(汗 出だしをさらっと読んで、止めちゃってる人、多いかもなってw 仰るとおり、構想から執筆まで時間をかけ(数年、サボってたのもありますがw)、完結までには更なる時間がかかるだろうと思っています 現時点で400ページ以上執筆しておりますが、これでも物語(プロット)の4分の1を消化したに過ぎません 途中で追加するエピソードなんかも考えれば、今の5・6倍のページ数にはなるでし
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