岡田朔

高価な靴やブランド品、人を飾る煌びやかななモノタチ。それらを運ぶ沢山のヒトタチ。 雫の心を埋める事も染める事も出来ない。そんな真っ白なモノタチが溢れ返る空虚な世界――――それが雫の生きる世界。 そんな雫の世界に現れる黒い点「炎彬」は、雫とは異なる世界の人に見えます。 白と黒、二つの世界は相容れない。そう思ったのに、雫の世界に入り込んで来た黒は少しずつ白い世界に溶けこんできて。 語りすぎない二人の心の中が景色と共にじわりと伝わってきます。 バレンタインの国際性を使った演出もとても素敵だなと思いました。 雫の心の中や彼女の所属する世界がもう少し書かれていてもいいのかなとも思いましたが、敢えて書かないところが想像をかきたてられていいような気もします。 雫と一緒に炎彬の言動や行動にドキドキしました。 バトンを渡す側として書きすぎず、でもホワイトデー側がどう書いて来るのか続きを読みたいと思わせるところも、描写や文章も、うーん上手いなダックさんと唸りました。 とても素敵なバレンタインストーリーでした。
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ふぉううレビューありがとうございます!このままコピーして最後のページに貼付けたい。 主人公の情報不足は認識しております←コラッ 全てを清瀬さんに丸投げしているので、清瀬さんには相方運が悪かったと思ってもらうしかない。
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情報不足というわけでもないんだけどね。なんとなく分かるし。 でも、私ダックさんの書く女の子好きなんだよね。 美月さんは今日あたりだしてくるのかなあ。楽しみだね。

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