タイトルに色を謳っている通り、このお話を読んで、まるで一軒のギャラリーに入ったような印象を持ちました。 まず中に入り、1番最初に目にするのは、二人が出会った時を表す「あい、いれない」白と黒はすれ違うだけの、けれども確かに接点を持った画面構成の絵。 白は単純な白一色ではなく、雲の白、雪の白、コートの白、そして何より雫自身を表す白、と何種類も幾重にも重ねられ、黒も同様にヤンくんの髪、瞳、あの日見たコート、そして彼自身。 淡々と経過して行く時間ごとに、雫の心情が雪のような冷たさから少しずつ溶けて、黒と少しずつマーブル状に混じり合って行くような画面の絵。 入り口から順番に絵を見ながら進んでいくと、だんだんと混じり合いは深くなって行く。 最後に1番奥にあるのは、マーブリングされた白と黒の真ん中に、ぽたん、と垂らされた紅い鮮やかな点の絵。 最後に印象的な色を落とすことで、このシーンがより一層忘れられないものにされたのだと思うと、凄いの一言。 そしてその絵のすぐ隣にはーーー 「美月さんへ続く☆」 と言わんばかりのドアが…。 そのタイミングも、絶妙です(笑)。 と、色々勝手な解釈を書きまして、かなり偏りがありますが、これだけは確実に言えます。 「ヤンくんヤバい」 ビジュアルも、キャラクターも、セリフも、ツボすぎでした。 美味しくいただきま…ゲフンゲフン 素敵なお話をありがとうございました!
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なんと、作品をギャラリーに例えてレビューを頂いたのは初めてです。 これは嬉しい。 しかし本編よりレビューが美しいってなんだか癪((悔し((勉強になります。 レビューありがとうございました!
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いや、本当レビュー苦手で…不得意なのを誤魔化すために無理矢理自分馴染みがありそうなものを持って来ただけなんで、恥ずかしい…。 レビュー、遅くなってすみませんでした(>人<;)

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