雪翅

完結おめでとうございます。 そして、お疲れ様でした。 友達と些細なことで笑って、ふとしたきっかけで恋をして……そんなありふれた日常にふと罅を入れた一つの『罪』。 主人公の深青ちゃんと廉は、それを若さや勢いで突っ切ることなく、繊細な心を揺らして傷付いていってしまいます。 しかし、お互いにとっての最大の『罪』は、それぞれの選択だったんじゃないか、と読んでいて思いました。 きっかけは勿論別のところにあるけれど、それを選んだのは間違いなく本人達で、でもそれが相手にどんな想いをさせているのか気付かない……それこそが本人達を追い詰める最大の原因になっていたのでは、と。 だからこそ、2人が相手の気持ちを『聞く』という選択をした時、私はすごくほっとしました。 相手を思いやるよりも、相手の想いを探り、相手の声に耳を傾けることの方が、実は難しくて重要なこと。 『正しい道』というものに決まりがないなら、『間違った道』というのも決まっていないはずだから、2人にはゆっくりとでも自分らしい道を歩いていってほしいです。 以前、作者様は『主人公の敵でありたい』と仰っていましたが、そういう風には感じませんでした。 静かな目で2人を見守っている最大の味方、そんな風に感じました。 素敵な物語に触れさせてもらえて楽しかったです。 ありがとうございました!
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雪翅さん、素敵なレビューを有難う御座いました。 他の方と少し違う視点からのレビューだった気がします。 こんな素敵なレビューを頂けるなんて、私は幸せ者だなと思います。 色んな書き手さんが居ますが、私にはシッカリした組み立てや描写、自分の世界観を持っている人は意外に居なくて。 そんな中で雪翅さんは尊敬出来る書き手様であります。 私にはキャパオーバーの作品だったので、思った以上に悩んだり凹んだ作品にもなりました。 でも自分の至らなさや、苦労した分返ってくる表現も含め、勉強になった作品にもなりました。 長い連載に付き合って頂き、素敵な絵まで頂いて、雪翅さんには本当に支えて頂きました
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雛姫様、こんにちは(*・ω・)ノ 変わったことを書いてしまっていたでしょうか……不快にさせてしまってたら、言ってくださいね?? 修正しますので(´・ω・`;) 好きな作品は、読みながらあれこれ考察するのが楽しくて、読んでから更に潜り込んで探るのが癖のようにもなっていまして。 一つの場面でも、それぞれのキャラクターの視点から見たらどんな感じなのか、とか。 そういう意味でも『倫理と情熱の狭間』は楽しめた作品でした。 深青ちゃん以外の人の視点が無いからこその良さでもあったと思います。書きすぎない、これって重要だな、と改めて学びました。 こんな風に深いところまで考えさせてくれる作品は貴重
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