吉田安寿

 どんなお話でも、作者自身がその世界へ入って行って主観的に書く方、逆にあくまで冷静に客観的な目線で書く方の2タイプに分かれると思います。  こちらは作者様の中で物語の世界や設定が細部まできちんと確立されており、「とりあえずファンタジーを書いてみました」というような、付け焼刃なところは微塵もありません。あくまで空想の世界ですが、重厚でリアルな質感、空気感のようなものを感じます。主観的で、あっという間にこの世界へ溶け込むことができます。  雰囲気としては、作者様自身がおっしゃる通り、海外文学、とくにイギリスやフランスの良質な児童文学のようです。  たとえば、主人公の魔女・ウェンズディがもし日本人だったら、仲間外れにされたり、自分が劣等生であることを絶対に憂いてメソメソするはずです。  自分は自分。個性を重んじる欧米人のようにウェンズディも負けません。あくまで前向きなところが読んでいて気持ちよく、素直に応援したくなります。周囲なんか気にしなければ、ウェンズディのように強くしっかり生きていけるんですよね(*^_^*)  ウェンズディは、鼻っ柱の強い女の子ですが、良くも悪くも素直でまっすぐ。炎竜との契約成功は、彼女の性格が功を奏して、思わず彼女と一緒に「え!そうだったの!?」と驚き、喜んでしまいました。  箒ではまだ飛べませんが、なんだか本当はもっとほかにもすごい才能があるみたい♪ラストが嫉妬するくらいですもんね。そんなところもこれから明らかになっていくのでしょうか?  とにかくこの世界観がしっかりしていて好きです( ´艸`)私的には、なかなか素直になれないウェンズディとラストがどうなるのかも気になってます。  更新頑張ってください!
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予想の更に上を行く素敵なレビューをありがとうございます(*^^*)! ウェンズデイの髪の色と炎竜の鱗の色以外の容姿の説明を全くしていない上に、世界地図もはっきりさせていない現段階で世界観がきっちりしていると言って貰えて一安心です! もう、みんな固有のラスト像が出来てるかもと思うと、変にラストの容姿について説明出来ないかもと思いながら書いてます ヽ(;▽;)ノ麗しのラスト様の歌がある設定だったのですよ 私も一生懸命ラストとウェンズデイの間には恋愛フラグ立ててるんですが、ウェンズデイには気付かれず踏み付けられて、ラストには鼻であしらわれてる状態が続いてます(T ^ T)いつか芽が出る事を期待
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拙いレビューで申しわけありません(^_^;) ウェンズデイやラストの外見については、他の小説では「もうちょっと詳しい描写がほしいな」といつも思いますが、こちらの作品ではまったく気になりませんでした。容姿うんぬんよりも、性格や言動のキャラが立っているからでしょうか。 ウェンズデイとラストのラブストーリーは、お互いにお互いに対して素直じゃないから、なかなか進展しそうにないですね(笑)でもそこがまた二人らしくて魅力的だと思います。 「御礼短編集」へのお題ありがとうございます。Pでございますね。 かしこまりました。 「2」はただ書きたいなぁと、ぼんやり思っているだけで、まだ何も決まっておりませ
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とんでも無いです!調子に乗って良い部分をギュイギュイ伸ばしてくれるような心強いレビューです! ファンタジーは世界観の説明をしなくてはいけないので、どうしても最初がもたついてしまう作品が多いなぁと思っていて、その上更に登場人物の髪の毛やら目の色やら頭がパンクしそうになるので、思い切って本流でない全てをカットしたんです。自分だけで楽しむなら問題無いですが、公開してるので世界観やらラストの容姿やらは割と心配の種だったんですよね。学校もほぼ裏庭しか出て来ないし(笑) 短編集も2も楽しみにしています( ´ ▽ ` )ノ そして、もちろん!完全新作思いついた~!も、アリですよ!面白いの書いてくれそうだ
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