星奈

読み始めたらやめられなくて、最後までイッキ読みしてしまったお話、久しぶりです!! (仕事ひとつ後回しになったが後悔はしていない ←) 導入部分のユーモアたっぷりの筆致。 声を出して笑いたくなるような、それでいてうんうんと共感できる、30になる”干物女”の主人公いろはの心理。 けれど面白可笑しいだけでなく、途中からはシリアスなタッチになり緊迫感も出てきて、さらに強くストーリーに引き込まれていきます。 会社の後輩、高原直と、8年前の忘れられない彼、木月理玖のあいだで揺れる主人公。 もう高原君がいい人すぎて(涙)。客観的には気遣いもできてコミュニケーションもちゃんとできる高原君のほうが、結婚相手としてもいいんじゃないかと思ったりもしてしまうんですがね(笑)。結婚って生活を共にしていくことですから。 けど、超のつくレベルの不器用ないろはと理玖の二人が、8年も無駄にしてしまって、それでもまだお互いをどうしてもどうやっても忘れられずにいる。だからこの二人を応援したくなってしまうんですね。 最初は成人式の記念写真程度の意味なのかなあと思っていた「ソロ・ウェディング」の儀式と写真が、何度もいろいろな形でストーリーを回していて、さすがの構成力だと思いました。 ほかの作品からもゆきのんさんのストーリーテリングの秀逸さは存じてましたが、また新たに保存したいお話に出会えました。ありがとうございます。(^^)
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星奈さん き、恐縮です。 すごく気持ちの入った、素敵なレビューありがとうございました。 お仕事後回しにしてまで読んでいただけたなんて、嬉しいやら申し訳ないやらで、なんだかガクブルしてます。(あまり褒められ慣れない小心者なので) 私も高原くんの方がオススメですが(笑)理玖のダメなところも、またいろはには愛しいのでしょう。 互いに欠点も許し合える関係ってのもいいなーと思って、結局は彼に着地しました。 作品を書く作業はひとりで行うもので、自分の拙さに嫌気がさしたり、上手く進められずに停滞したりと色々ありますが、途中で応援して下さる方や、出来上がった作品を大切にしてくださる方がいらっしゃ
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お返事ありがとうございますー。(^^) 実は以前にもゆきのんさんの作品、『藍の夜空に月のキス』に感嘆してレビュー書いた者なんですよ。 あれも凄かった。難しい関係性を、筆致力で「愛するとはこういうこと」と1000%納得せざるを得ないような圧倒的な説得力をもたらすような作品でしたからー。 あ、でも今読み書えすと私のレビュー、短い、、、もっと上手くかけばよかったー(反省)。 『ソロウェディング!!』、あれからさらに2回読み返しました。いやー、ドキドキする♪ ただ、すべてが上手くピースにはまる中で、ひとつだけ私の読解力でわからないとこ、あったんですが。 いろは、教授に片割れ不在の公開告白やらさ
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