四十三

どうも初めまして。 イベント主催者の百最中です。 イベントへの参加どうもありがとうございました。 えっと、二屋さんは読みづらいかどうかの意見を欲っしていらっしゃいましたね。 では早速感想の方を。 読みづらいかどうかと言われれば読みづらいです。 ですが、それはただ読みづらいだけではなく作品の深みを出すための必要な要素だと思います。 この作品にはこの書き方で書くのが一番だと思います。 私はこの作品を読んで思ったことは、ドッペルゲンガーやパラドックスのような難しい内容ではなく、単純な「親子の育み」のようなお話だと思いました。 大人からすれば生き物の定義は多種多様に存在しいくらでも定義付けできます。 作中の「ぼく」は大人であり『生』の定義を「思考」することと定義していました。 「ぼく」に対してドッペルは子供。 あの世界に派遣された別端末で学習機能付き。 いろいろな知識を吸収しはじめる幼稚園児のような存在。 このお話は親が 「生きることは考えることなんだよ」 と言うのに対し子供が 「違うよ、生きることは心臓が動いていることなんだよ」 と言い 「確かにそうだ。これは一本取られたな」 のような「ぼく」からすれば自分の育てた子が自分を論破するまで賢くなったことを喜ぶような悲しむようなそんなお父さんと子供のやり取りのように映りました。 そして二屋さんはこのやり取りを「ロボット」「パラドックス」「ドッペルゲンガー」という要素を加味することにより意外性を表現し、その表現をあの難しい文章構成でここまでの作品に昇華しているものだと思います。 こちらの作品の内容をものすごく単純にすると上の三行で終わる内容です。 それをここまでの作品に仕上げているのは二屋さんの才能もしくは努力の賜物だと思います。 ここまで書きましたが作品としてはとても素晴らしいと思いますしあの書き方は間違ってはいないと思います。 すみません。 結構踏み込んだ感想文になってしまいました。 もしも気分を害されましたらお申し付けください。 改めて謝罪とこちらのレビューの削除をさせていただきますので。 では、長々と申しわけありませんでした。 また別の機会がありましたらどうぞよろしくお願いします。

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