清瀬 美月

喜劇の終わり、それはいろいろな解釈があるかと思いますが、私はみじめではないと思います。 自己防衛は大切なこと。傘も差さずに走り出した彼女を私は潔くて素敵だと思いました。 痛々しいほどの真っ直ぐな感情は、彼女自身を苦しめているように思えます。 彼女自身が理想とする(自分自身に対する)基準が高いのかな。 それとも自己評価が低いのかな。 決して不器用でもなく綴られた言葉は当たり前の感情で、大丈夫だよと抱きしめたいくらい。 彼女は彼のためにピエロになりきってこんなふうに自分を演じているのかなと思います。 自虐的なのかもしれませんが、彼女の彼に対する深い愛情に目が向きました。
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