弭田

まず各タイトルが女性の名前のような印象からそれぞれが独立したお話なのだろうと察せました。季節によって何に自分の心を投影させるか、また表現方法の重みの度合いでも季節感を感じられます。 表現方法の重み、と言ってしまうと何かが軽薄だと言ったかのような語弊を招きかねないので補足します。 表現の点において、春の詩がいちばんポップなイメージで、しっとりとした感じのピークが秋の詩でまた冬は春に向かっていく中で秋よりは軽やかな雰囲気の詩へと移り変わっていくという流れがうつくしいです。 また、冬の詩だけで用いられた大胆な文字の動きに、また訪れる春への期待のような気持ちを見つけてうきうきしてきました。 単語というよりは言葉づかいで季節感を感じさせられるということは(たぶん)めずらしい体験のように思います。 詩集を拝読する中でそのような体験をさせていただいて、季節感のある詩を書くときの参考になりました。 また恋花さんの詩は、ご自身がお決めになったテーマに従順で、ぶれることのないスタイルであることを再認識しました。意志のお強い方なのだなあと改めて尊敬します… あと、弭田は比較的声フェチなので…笑 個人的にはセクシーボイスにときめく気持ちと、それにときめいてばっかりいてもだめだなあ、自立しないとなあという自省を抱えつつ、思い切って逢瀬を振り切った一夏さんの決断の爽快感に、なんだか炭酸飲料でも飲みたいようなそんな衝動に駆られます。 今は夏なので特に一夏さんの詩が印象深かったのですが、どんな季節でもたのしめる詩集ですので、また次の季節が訪れた頃に読み返したら今度はその季節の方の詩に共感するのだろうなあと思います。 レビューが遅くなり申し訳ありませんでした。 すてきな詩集をありがとうございました! 追伸 恋花さん、お名前変えられても今後とも、よろしくお願いいたします!
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心のこもった素敵なレビューをありがとうございます。 はい。春夏秋冬を詠うのなら、季節ごとのタイトルもその季節を入れた女の子の名前にしてみました。 ゆはたさんから頂くレビューから、私の方が再認識させてもらうことも多々あり、 今回、それぞれにおいて文体が違うのは、読んでいてのっぺりとした作品に仕上げるのではなく、動きを出したかったからなのです。ゆはたさんが、‘言葉遣いで季節感を感じさせられる’と仰ってくれたのは、多分その想いがあったからなのかも知れません。夏は暑く!春はピンク色の気持ちで、秋は・・・・・・と読んでいったら、自然にそうなったのかもですw 意志の強いかぁw うん。そうかもしれま
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わぁい。゚(゚´ω`゚)゚。 すてきなレビューって言っていただけて ほんとうにうれしいです、よかったです 一夏さん、ってお名前が儚くて でも一夏さん自身は力強くてすきです 恋花さん自身にも思いきりがよさそうなイメージがあります 笑 わたしも勢いよくいろんなところに飛び出していけるような夏にしていきたいです!
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