千古不易

初めまして、イベントから参りました。早速レビューを。 見所である戦闘が想像し難い、ただ文章を羅列していて読者に緊迫感が伝わって来ずに、台詞さえ陳腐に思えます。要するに文章の綴り方、作者の血の滲む工夫が全くない。最初に最も大切な事を言います、書く事は大変です、血を吐くものです、その上でなによりも楽しいものです。 一章から日常を描写する文が少なく、登場人物以外が曖昧な白紙のままなのですね。キャラクターの外見すら分かり難く、このままではエゴな書き方のままです、直ぐに自身の『書きたい事』『伝えたい事』を熟考し、なにをどうすれば効果的に書けるのかを明確にしなければなりませんね。 イベントで申し上げた通り、作品に平等に真摯であろうと心掛けている私は素直に評価を下します。一言では申せば『作文』長く述べるなら台詞に使われた記号等が台詞をチープにしていますし、台詞一つ一つがやけに軽い。重く突き刺さる言葉もなく、研ぎ澄まされた地の文もない。 冒頭から暫くは登場人物の説明にしかなっておらず、作者の都合が良いだけで読者には酷く面白くないのですよ。物語の展開に組み込み、流れに合わせ登場人物を上手く語らねば、この登場人物達の魅力を、強さを伝えられるとは露程にも思えません。 世界に引き込む冒頭から、一人称の強さである心情が薄くなっていまして、これでは一人称である意味がなくなっていますね。是非主人公がなにを思い、なにを感じ、なにを知らないのか、緻密に執筆してください。描写も、5W1Hは出来てはいますが、何分それだけで『説明』に過ぎないのです。失礼ながら、小説は御読みでしょうか、もし手元にあるなら台詞以外の地の文に注目して頂きたいのです。 描写とは大きく分類すると心情、背景、説明になります。この『説明』を如何に『説明』と思わせずに空想させ正しく伝えるか、これが鍵になります。一日二日で小説の描写は身に付かないのですが、最初にすべきは情報の蓄積ですね。作者様には小説の『描写』に関する情報が少ないのでしょう、普通初めてではありませんね、私もです。 数多の小説に触れ、一文字一文字吟味すると『描写』の情報が蓄積されます。短絡的に言えば小説を読む、それだけです。 文字数もあるので、誤字脱字、句読点等々の指摘は省きます。有り難う御座います、なにか質問があれば私のエッセイにどうぞ。ではまたの日を。

この投稿に対するコメントはありません