【コメント】

山羊女　第一章　おじさん

辛口イベントから参りました( ´ ▽ ` )ﾉ描写と世界観が非常に好みで、まだ第１話を読み終えたところですが、グイグイと読んじゃいました。題名にもなっている「山羊女」は題名になっているのに一度もその姿を見せません。にも関わらず凄い存在感。配給所と家の往復が唯一の世界である少年の、ある種の臆病さと少年らしい好奇心が自分の読み進めるペースに上手く合ったので、少年と一緒にこの狭い世界と、その世界を広げるだろう図書館への旅を楽しむ事が出来ました。とても楽しんだ訳ですが、辛口イベントから来ましたので、ここからは自分の作品を棚上げして批評に入ります。まず、第１話を読了した時点で思った事は、物語に全く山が無い。です。雰囲気は非常に良いのですが、それが少し悪い方にも出たかなと言う印象を受けました。ただでさえ、台詞が少なくキャラが生き生きと動いてる訳では無い物語。序章とはいえ、世界の成り立ちと図書館に行くだけの話になってしまっているので、間を置かずに第２話へと突進するだけの勢いはありませんでした。私的にはもう少し長くなっても良いので、物語に山が欲しいと思ってしまいます。特に、図書館への道中は先に世界の説明があったので剣と魔法のファンタジー世界ではなく、現在から繋がる遠未来だという事はすぐに解る訳で、鍵の話をされても、同じような場面が延々と続いてるような印象しか持てませんでした。おそらくですが、今は行間が詰まっているので読み進められますが、行間を空けて読みやすくしてしまうと、更に間延びした印象になるかもしれません。そして、存在感の半端ない「山羊女」の情報が１つもない。もちろん、隠す部分は隠さなければいけませんが、思わせぶりな情報でも欲しいと思いました。全体的に静かな印象があり、配給所での喧騒とか、宮殿の華やかさとか、もう少し感じさせて貰えると家の中の静寂が際立って良かったのにとか、読んでいると様々な欲が出てきます。欲が出るくらい魅力のある作品だと思いますので、これからも頑張ってください！ありがとうございました( ´ ▽ ` )ﾉ

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澄川三郎 2015/7/30 22:50

ありがとうございます！　ご指摘の点、自分も痛感しています。第一章に限らず冗長に過ぎる部分をいかにそぎ落とすか、肝に銘じたいと思います。ありがとうございました。

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■□■□ 2015/7/30 22:53

削ぎ落とし過ぎると良い部分が無くなる場合もありますので、お気をつけて頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ

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