森永ピノ子

改善点イベントからきました。 良い点が光っていた分、辛口になります。 きつければ削除されて構いません。 良い点: 文章力や言葉選びのセンス 改善点: 1.難度の高い漢字はルビを振るか、避けたほうが無難です。 十代~二十代辺りが対象の物語なのですが、そこでまず敷居をあげています。 難解な単語は、あくまでご飯を引き立てるフリカケみたいなものです。 ターゲット年齢層を拡張する為の隠し味と割り切ってちりばめた方が良いと考えます。 2.主人公視点の一人称ですが、心情を表現するというより「解説くん」になっています。 詩的にという意図があるとは思いますが、前文と意味が重複する表現を多用しすぎです。 これは完全にテンポを殺してしまっています。 3.言葉を変えたリフレインは重要な場面で、三行程度で終わらせる。 コンボの繋げ方にも工夫が必要です。 滑落。 墜落。 脱落。 上記は心情の変化する過程を比喩として上手く表現できていますが、 他が物語を停止させる、或いは関連性が異なるものが多かったです。 4.大砲「――――」を撃ちすぎです。 セオリーとしては、基本は――二つだけ。 ここぞという重要な場面でのみ――――四つ繋げます。 詩的なリフレインと同じく、連発すれば連発するほど威力がガタ落ちするからです。 ――は前文と繋げたり、「。」代わりに使います。 全体的にみると、説明の為の描写ではなく、あくまで物語を進める為の描写が必要だと感じました。 本来のフレームの許容積載量を超過した過剰な修飾語や表現は、ただの超過重量となっています。 これでは地面を這う事はできても、加速したり空を飛ぶ事はできません。 お世辞は嫌いなので正直に伝えますが、現段階では読みにくくわかりづらかったです。 ですが、文章力や言葉選びのセンスは感じました。 故に、その飛び抜けている武器はそのままで、圧縮出来る文は圧縮する。 かつシーン展開を意識し、それに同調させたリズムを構築していく事が肝要だと考えます。 無理して多重奏を奏でるのではなく、一つの楽器を極める。 これが重要であり、他者が理解しやすいものになります。 光る部分を感じたので結構辛口になりましたが…… 首を刎ねた方がより成長しそうな作者さんだったので、今回は敢えてそうします。 これからどんどん伸びると思いますので、頑張ってください。
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貴重なご意見本当にありがとうございます。 周りにこういった、的確に問題点を指摘してくれる人がいなかったので、とても嬉しく、また、賜ったお言葉を大切にしていきたいと思います。 物書きとしても人間としても未熟な私ですが、よければこれをきっかけに、贔屓にしていただけると有難い限りです。
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伸びると思ったから辛口にしましたが、批判的な部分は斬り捨てご自身の良い点を伸ばして頂ければ幸いです。 携帯小説用に書いておらず、ルビ振りまくっている私が言ってもあまり説得力がありませんが……(笑) 頑張ってください。

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