FUUGA

深藤哲人さんへ こんばんは。イベント参加ありがとうございました。とてもワクワクするファンタジーですね。途中ですが、ぜひレビューさせてください。 1ページ目から、何かが違うと感じました。読みやすい。しかしだれた文章でもない。描写も的確。ファンタジー初心者の私にはちょうど良い温度でした。物語全体にスピードがありますね。スピードを文字で表現するのはとても難しいものですが、深藤さんは明快なビジョンを私達読者に与えてくれました。 例えばp.5「正解はくそでかいシルエット。……巨大な両翼を羽ばたかせるーー……竜の姿だった」とあります。続けて述べても良さそうな文章です。「くそでかいシルエットは、巨大な両翼を羽ばたかせる竜だった」でも良いかもしれません。しかし、深藤さんは、あえて区切り、読者にアニメチックなビジョンをくださいました。見事なテクニックです。 ジョークも良かったです。一番笑ったのは、p.10「やだな、そんなに見るなよ」という所です。二度も仕掛けてあったとは。関西圏なら問題なく笑ってくれるでしょう。下ネタはあまり好きではありませんが、主人公の状況が状況だっただけに、リアルな笑いで良かったです。 楽しませていただきましたので、最後にアドバイスを。どうぞ、今後とも描写力を磨いてゆかれますように。練られた表現法が多く見受けらただけに、淡白なものが目立ちました。p.8では初めて主人公がパワーを見せつけます。向上した腕力を定義付ける、とても大切なシーンです。「けっこうな巨木」。どれくらいの木を倒したのでしょうか。読者によって想像は区々でしょう。当然イメージされるパワーも、読者によって区々です。ここにこそ、具体的な描写が欲しいところです。 これからも楽しみにしてます。 FUUGA
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お忙しい中ありがとうございます! 今後も執筆は続けますので、よろしければまた覗いてやってください
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