隅野十三

シュールレアリズム。下品な笑いではなく時折ニヤリと、時折クックッと笑いを誘う文章が素敵でした。 モクモクと広がる様に現れるストーリーを追い、たまにページを捲る手を止め考えて目をページに戻すと、それは別の様相を呈す入道雲に変わっている。 そんな不思議な気持ちになる世界設定であり、登場人物達であったと感じました。そして、その物語に身を任せていると、物語は終盤のフランソワーズとの問答へ。それがなんだか深み?を与えてくれる気がしました。 物語の言葉を借りるなら、水まんじゅうの餡、核、でしょうか。素敵な作品をありがとうございました&執筆お疲れさまでした。
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