いつの時代であっても、年寄りは「今の若者は…」って言うんですよ。自分の感覚に合わないものはイコール優れていない、と断じてしまうという風習は、哀しいかな、確かにあるかもしれませんね。 本を読むひとが少なくなり、より簡単で読みやすく、改行の多い文章が若い層に好まれる。オタク文化にあわせ、表紙にも可愛らしい女性のイラストが使用される。時代としての流れですし、私たちがついていけなくなっているだけ…というのは当たっていると思いますよ。 それが良いとは決して思いませんが、それでも書店にライトノベルと見違うような表紙の書籍が陳列されているのを見ると、何とも言えない気持ちになってしまうのは致し方がありません。 うーん…趣味と向上心の話は、難しいかもしれません。 向上心があり、アドバイスを求めたい相手からの指摘なら勿論ありがたい話ですが、まぁ余計なお世話って場合も少なくないでしょうね。 例えば、お菓子作りが趣味の女の子がいたとします。クッキーを作ってみんなに配ったときに、そのクッキーの出来について評価されたら、「だってプロじゃないし」とやさぐれたりちょっと嫌な気持ちになったりするし、お菓子をみんなに配るのをやめちゃうひとも多いのではないでしょうか。「次こそは美味しいのを焼くぞ」と思えるひとも勿論いるでしょうし、田中さんはそのタイプなのでしょうね。 向上心のあるかたは自身からアドバイスを求めるでしょうし、どちらのタイプかわからない以上、余計なアドバイスはすべきでない気がしています。 読書好きとして「新時代的な前衛ぽい文学」を斟酌する余裕はもってしかるべきかもしれませんが(前衛的云々に限らず、シルバーは許容が狭いのですけど)、書き手さんが「携帯小説好きをターゲットに絞る」 と決めたのなら年寄りは口出しすべきでないのかなぁ、と思っています。本好きのひとにも楽しく読んでもらいたい、と思うのなら、感想も批評も惜しみ無く言いますけどね。
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本当かどうか分かりませんが、石器時代の石板にも「最近のワカモンは」と書いてあったらしいです。でもそういった前衛ぽい文学を優れていないとは思わないかなあ。そもそもまるきり読めないんですから評価のしようがありません。エブリスタにも田中のちびた自信が砕ける実力者はたくさんいますし、そういう方々は往々にして変遷する文化に柔軟に対応しているんです。田中の頭が固いのはなによりたしか。シルバーさんの許容ゾーンがミクロなのもたしか。 書店の表紙が漫画の一般小説は、ほんとに謎ですね。最近はお米からあまさんまで軒並み漫画ですからたくさん需要があるのでしょうね。 配るのが趣味なのか、つくるのが趣味なのか。前

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