ふぁぶれ

相互レビューイベントから参りましたふぁぶれです。2章まで読み終えましたので早々にレビューさせて頂きたいと思います。少々辛口なためお気を害されるかもしれませんが、どうかご理解ください。 まず、コミュ症の主人公とだけあって脳内の語りが多く、比喩表現や心理描写は卓越した物を感じました。言いたいのに言えないもどかしさを上手く表現できており、そこは評価してしかるべきと感じました。 ただ、それ故に欠点が悪目立ちしているように感じられました。行間が空きすぎて空虚な印象を受けてしまいますし、場面展開が唐突すぎて何が起こったのかわからなくなり、妄想の声なのか現実の声なのかも差別化できず混乱を招きかねないという風に思いました。 行間はもう少し詰め、文章に厚みと説得力を持たせる。場面展開の際は記号を付けて整理する。妄想の声と現実の声は鉤括弧を使い分ける。こういった一手間で十分改善の余地が見られると思いますので、ぜひ一度お試ししてみてはいかがでしょうか。 最後になりますが、個人的な話で恐縮ですが私は評価に値しないものはレビューすらしない主義です。それでもこうしてあえて辛辣に書きつけてしまったのもペンギン氏に力があると判断したためであるという事をご理解いただければ幸いです。

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