haori

こんばんは。 先ほど読了いたしましたので、レビュー失礼いたします。 ただ、レビューとは言いながら、少し通常のレビューとは異なるかもしれません。 本作品を読み終え、いま私はあるDVDを見ています。 このDVDはかつて私が録画していたもので、内容は色と脳の関係についてのドキュメントです。 このドキュメントには、ひとりの女性アーティストが登場します。 彼女は先天的に色がわからない人で、本作品を読んで、真っ先に彼女のことを思いだしました。 彼女は、灰色の世界の濃淡の具合と、他人から見聞きして知った現実の色を『比較することと記憶すること』で色を見分けていると言いました。 そんな風にして色を見分けていることはすごいと思う一方、さぞ不自由なことだろうなとも思いますし、そのとおり、もちろん不自由なことはあるでしょう。 でも彼女は、そんな風だからこそ色に敏感で、赤は危険を示す色、青は悲しみを示す色だとわかると言います。(ちなみに、黄色はまだどんなことを示す色かわからないと言っています。) もしかしたら、河内さんがこの物語で伝えたかったこととは違うかもしれませんが、自分たちがわかっていることがわかっていないだれかがいる。 それは一見不自由なようだけど、そのわかっていないだれかに確かめずにそう決めていいの? わかっていないからこそ、敏感に繊細に感じ取る何かがある。 そういう可能性もあることを考えないといけないんじゃないかな? そのためにはまず、そのわかっていない相手に訊いてみないと。 ねえ、わかっていないことはあなたには不幸なこと? って。 あとがきまで読ませていただいて、そんなことを思いました。 すみません。少しではなくだいぶ通常のレビューから外れたことを書いてしまいました。しかも、よくわからないところもあったりで(苦笑)。 改めて、すみません。でも、本作品を読んでそんなことを感じる変人(笑)もいるんだよということでお許しいただければと思います。 素敵な作品をありがとうございました。他の作品の執筆も頑張って下さいね。陰ながら応援しています。 では、失礼いたします。
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haoriさん、こんばんは。 この度は「赤と青」のレビューをありがとうございました。 きちんと作品の伝えたいことを掘り起こして考えてくださり「書いたかいがあった」と思いました。 じつは、私の身近に色盲の人が二人います。 haoriさんと同じ意見なのは「本人たちは不幸なのか?それは、本人が不幸だ!って言わない限り、決める事ではない」という所です。 私から見た二人は全然そう見えません。 それは、私が近眼なのと同じようなもので、目がいい人から「あの看板読める?」って聞かれて「読めない」って答えるような、そんな感覚です。 本人たちがそんなんだから、私の方も「一体どんな世界なんだろう?」っ

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