カズ中上☆★

とても理知的なストーリー展開ですね。 種の絶命をその生命の死と捉えた生命観、作者の持ち論とも捉えましたが、鋭い指摘と思います。 完全な頭脳というものから、私はちょっと陳腐かも知れませんが、全知全能の神というものを連想してしまいます。 現存する宇宙、あくまでも相対的である故に、絶対としての神というようなもの、実在としては存在してはいけないとも考えられます。 最後の天才教授にも欠点はあったという落ち、対面している女性の一つの安堵と読みました。
2件・1件
レビューありがとうございますm(_ _)m この作品を含め、キャラが哲学的な事を言う場合は全て作者の持論であります(・ω・) 相対的と絶対的とを比較し、絶対的を神に近いものだとしたら……。私は絶対的なものは世界を知覚し得る個々人にしか存在しないものだと思っています。そうなると神というのは皆さんの心の中に……なんて臭いセリフも思い浮かんだりします( ̄◇ ̄;) 対面している女性の安堵……正しくそうだと思います。人は完璧ではないからこそ他人を必要とする……そう考えたら、自分が大切な人にとって必要だと思って安堵してしまっているのかもしれません。

/1ページ

1件