詠波-UTAHA-

闇一色の世界から、光と影のモノクロームの世界へと生まれ落ちて、 あたたかな白の世界で、初めて見る色への好奇心と、白を失ってしまう不安を抱き 、 しかし、最後には自分の色を見つけるために旅立っていく。 まるで、翼を生やした鳥が飛び立つような、そんなイメージが浮かびます。 その羽ばたきがとても力強く思えるのはきっと、「彼女」が例えこの先白を失ったとしても、心にいつも共にある白の存在を知っているから、なのでしょうね。 芯を持った心は強く輝き、読んでいる私にもその光を分けてもらったような感じがしました。 生まれたときの記憶は私にはありませんので、当時の感覚の貴重なお話を聞けるのはとても興味深かったです。 世の中にあふれる色の存在を認識したときが、私たちが普段言うところの「物心がついたとき」というこのなのかなあ、とか、詩集を読み終わってからいろいろと思いをめぐらせる時間も含めて楽しませて頂けた作品でした。 生命力と神秘にあふれた白の世界を、どうもありがとうございました♪
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詠波-UTAHA-さん、レビューありがとうございます。 私の作品からそんな壮大な世界をイメージしてくださったこと、本当に嬉しいことだと思います。 実を言うと、最後の二つの詩の間にもう一つ詩を挟み込んだ方が分かりやすいかなと思っていたのですが、詠波-UTAHA-さんからのレビューをもらって、あれはあれでありだったんだろうなと思えるようになりました。 まるで一つのドキュメンタリーのようなレビューで。 自分の想定以上のレビューをいただいて、本当に感謝しかありません。 この詩集、分かりにくいんじゃないかと思ってましたので。 自分の詩集からいろいろなことを想像してもらえるのは、本当に嬉しいこと
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