佐崎らいむ

読み始めて中盤まで、”幸せなのに、妙に怖い”感覚がありました。 きっとこれは主人公のりっちゃんの感覚なのですよね。 なにかが起こる感は、最後にどんと答えをくれました。 もう抜き差しならぬ状況のなかで。 でも、それでもいい、わずかな幸せを、自分は抱きしめていくというりっちゃんの覚悟が、健気で、哀れで、悲しい余韻を残しました。 バッドでもハッピーでもない、こういう余韻はとても好きです。 そして真白がいいですねえ。綺麗な子なんだろうな、というのがビシビシ感じられます。 愛なんていつかは冷めてしまうもの。だったらこの男と、家族という形でもいいからずっと一緒に・・・。というりっちゃんの想い、あながち間違っていないかも^^ (あれ、最後にちょっと、羨ましくなりました) 楽しく読ませていただきました!
4件・1件
lime様、こんにちは(*・ω・)ノ 作品の閲覧と素敵なレビュー、ありがとうございます! とても嬉しいです♪ そうですね、主人公は幸せを感じる傍ら、ずっとどこかに不安を抱えていたのかなと思います。律と弥生のようなはっきりとした関係ではなかったので。 愛は絶対的なものではないけど、兄妹の血の繋がりは消えない。最後にそこに縋ってしまう彼女は哀れだな、と私も書いていて思いました。 真白の描写はなかなか苦労したので、いいと言ってもらえて嬉しいです(*´∀`) 結末が幸なのか不幸なのか、そこは読んでくださった方に委ねようと思いあのような形で締めくくったので、鋭く読み解いてもらえたこと、とて
1件

/1ページ

1件