大輔

応援レビューを残させて頂きます。 冒頭の日常。どこにでもいるような男子学生が、突然奇妙な狐仮面に攫われる。 そこから始まる10人の物語。同じ境遇に陥った10人がそれぞれ帰る場所を目指して頑張ります。 首輪の恐ろしさ…いきなりの犠牲者は、他のメンバーに恐怖を植え付けるには充分でした。これだけでも、心が弱い人だったら諦めてしまうんだろうなぁと。 残りのメンバーも最初は心もバラバラで自分達の事を一番に考える人ばかりでした。個性が強すぎる人物もいて、いたずらに相手の心を掻き乱す行動や言動をする丸熊には、いつも文句を言いたくなりました。 でもそんな丸熊も、いつかは皆と協力して一緒に脱出出来るんだろうなぁと思っていましたか…まさか、あんな結果になろうとは…! 脱出する為に必要な首輪の鍵。試練とも言える過酷な罠が待ち受ける部屋。水や食料にも限りがあり、大丈夫だと安心した瞬間に、不意に訪れる絶望…。 皆の心も何度も挫けそうになりました。いえ、何度も折れていた事でしょう。でも、それでも諦めない。 生を求め、生きている限りはと足掻き続ける姿は、それぞれのドラマを生みました。 待っている人の為、愛する者の為、皆は精一杯足掻きました。 最後の最後まで、人は誰かに支えられて生きているんだなと考えられる作品でした。 成哉が生き残れたのは、皆の願いや意思を引き継ぎ体が勝手に動いてしまうほどの生への執着があればこそ。 背中を押して、最後まで支えてくれた省吾。守りたくて、ずっと側に居たいと希望をくれていた宇吹ちゃん。 他にも皆々が残された者へと意思を繋いでいました。 励まし合い、時には争い、悲しみ、怒り、憎しみ、歩の感情や連鎖が続く中で…最後まで希望を捨てずに前を向いて歩き続けた彼らは…とても立派でした。 言葉で言い表せない感情が、読者の中に渦巻いていると思います。 彼に、彼女には生き残って欲しかったと誰もが望むはず。 結果に納得されない方も勿論いらっしゃると思います。 しかし、こうした結末もあるからこそ…人は1人ではなく、誰かに託せる思いがあればこそ…生きて行ける。私はそう感じました。 犯人達は未だに謎に包まれていますが、第2部へと続く、この物語…期待と犠牲者達への不安を織り交ぜつつ、新章を待たせて頂きます。 長くなりましたが、この度は完結お疲れ様でした。
1件・2件
おお…。おおおおおおお!! レビューありがとうございます!(T_T) 大輔様には呼んで頂き、たくさんのスターを毎日頂いており…。 その上レビューまでぇぇぇ(号泣) レビューを読んでいて、途中で泣きそうになりました。 キャラクター達のもがきや足掻き、想いなどがちゃんと伝わっていたと思うと、ホッと安心しながらも、嬉しかったです。 ひだまりに続き、いつも素敵なレビューありがとうございます(涙) 本当に励みになりますし、本当に幸せです。 先とはなりますが、第二部の糧となりました! 本当に本当にありがとうございます。・゚・(ノД`)・゚・。 こんな月並みのお礼しか言えず、すみません(;д;
1件
いえいえ、いつもハラハラしながらも楽しみにさせて頂きました。 本当は全員レビューに書いてあげたかったんですが、文字数オーバーで無理でした|ω・) 瑠璃亜さんの力に少しでも慣れたなら幸いです( っ^∀^ )っ

/1ページ

1件