藤白 圭

さて。読了致しましたのでレビューさせて頂きます。 上下巻と分かれた長編。 上巻では、出だしの部分で、これはもしや、ダークヒーローモノ?という印象。 どこか、ウォッチメンのロールハッシャを思わせるような容赦のなさに、陰りをプラスさせた主人公。 バッタバッタと殺られていく悪役達。 テンポよく繰り広げられていくストーリー展開は、とても痛快でした。 下巻になると、一気にストーリーが変化する。 この変化と共に主人公自身への深みも増していく演出。 ある組織との絡みや、ライバルとの因縁の対決。 更には、彼の一番の理解者であった彼女がまさかの?! 主人公の出生が明かされると共に、彼の心の変化にもスポットが当てられ、単なる「断罪者」としての彼の動きだけでなく、様々な要素がてんこ盛りで、常にワクワクドキドキ、そして、ハラハラからの涙。 読者の喜怒哀楽を激しくさせてくれ、感情のジェットコースターを味わいました。 いやはや。 アメコミヒーローを心を閉ざした日本人がやったら、こんな感じか?と、ついついコミック化したら、どんな風になるだろう??と想像してしまうくらい、面白かったです。 さて。これは、私の個人的な意見なのでスルーしても構いません。 少しだけ改善点をプラスするとしましたら。 途中までのデスサイズとしての彼の行動やストーリー展開が単調になっていたかなぁと。 もっと変化球があっても良かったかなという部分もありました。 また、文章を上手く書こう上手く書こうとして、ご自身の言葉で描かれていない部分もあるような気がしました。 もっと、自分の思いをそのまま率直に文字へと情熱を降り注いだ感じでもいいかなぁと。 理由はせっかくの面白いストーリー。 なのに、どこか淡々としていて勢いが足りないかなぁと感じたからです。 物凄くアイデアもストーリーも構成も。 私には到底描けない世界観ですし面白いだけに、そこが勿体ないかなぁと。 いやぁ。 でも。 本当に鼓動が早くなる素敵な作品に出会えたことに感謝致します。 興奮と感動をありがとうございました!
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こんばんはm(__)m お礼が遅れてしまい、申し訳ございません。そして大変 好評価かつ丁寧なレビューと、ファン登録までありがとうございます! こんなに お褒めの言葉を頂けるとは思わなかった為、とても嬉しいし光栄です! 自分的には行き当たりばったりな物語ながら、最初から最後まで楽しんで書いていたので、読者にも楽しめていただけて良かったです(*^^*) お褒めの言葉だけでなく、ためになるアドバイスまで頂き 恐縮です。 上巻の物語が単調なのは自分でも痛感しており、もう少し工夫や刺激を加えれば良かったと反省しています(-_-;) また、淡々とした文章に関しても ご指摘の通りだと思います。悪

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