有澤いつき

 イベントより失礼します。個人的な感想ということをふまえて見ていただければと思います。  最初、ページをめくったときは空白だらけで描写のない小説を淡白だな、と感じました。ですが、一文一文の行動には心理を反映させた動きが入っていて、一文がしっかり意味をもって存在している。意味のある文がそこにはありました。私の中の価値観も変わる文体で、非常に勉強になりました。  この小説の特徴上、外側の描写の不足はそこまで気になりません。無駄なものを削いでいるようです。それでも、一人称で進むぶん展開は急に場面が変わったり、間を置かず進んでいくような部分も見受けられました。前提知識が初めはないまま読むので置いてきぼりをくらうところもちらほらあります。  以上です。いい意味で価値観が変わりました。アブノーマルな話はエッジが効いていてとても好きです。深みのあるお話だと感じました。
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お忙しいと思いますのに、丁寧なご感想、心より感謝申し上げます。 イベントに参加させていただいて、本当に良かったです。 西君の皿に関しては、自分が愉しんでしまったところがあります。 今、本当に失敗したくない小説を書いているので、このレビューを読み返して、手綱を引き締めたいと思います。 本当にありがとうございました。
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