haori

予告どおり(?)お邪魔させていただきました、haoriです。レビュー失礼いたします。 序盤の視点である土屋くんと安達くんの読み手への自己紹介も兼ねた男子高生らしいやり取りの中で、土屋くんは安達くんの腹を探っている。これが面白いことに(もしかしたらこれは私という読み手だけの話かもしれませんが)、腹を探ろうとすればするほど、安達くんの方はこの土屋くんの言葉をどう思っているのかと考えてしまいました。そしてそうなれば、『ガヤガヤとした教室の中で、俺達二人だけの空間が出来上がっているようだ。』との記述が先にあったためか、切り取られた静寂の空間の中で、互いにある種の緊迫感を持って、互いの顔をそっと窺いながら話す二人の姿を見るように文字を追っていました。 中盤であった時計の巻き戻し。これには土屋くん同様、すっかり騙されてしまいました。そしてそのあとあった真の時間を巻き戻すことの安達くんからのネタばらしの場面は、そこを読んだときは書かれてあるとおりにしか読めなかったのですが、「時間を巻き戻す能力か……」――この土屋くんの呟きをきっかけに、このときのことを振り返る自分がいました。文字を追っていたときには土屋くんをからかうような、そんな風にしか見えなかった安達くんの心中は、きっとその表面どおりじゃなかったんだよね? と、振り返って考えたのはそんなことでした。 明日からではなく、今から。――この言葉には、男子高生らしい思い切りのよさだけではなく、土屋くんという彼の人柄がよく表れている気がしました。そして安達くんは、そんな人柄を見抜いて、それで自分の力を告白したのでしょうか? まあその真実は、安達くん、それから作者さまが知るのみで、われわれ読者は好き勝手に考えていいですよね(笑) 素敵な物語をありがとうございました。それから、お邪魔します予告はしていましたが、レビュー投下予告の方はすっかり忘れていて、このようなわけのわからない長文を書きましたことをお許し下さい。 では、失礼いたします(*^-^*)
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どわぁぁぁっΣ(・ω・ノ)ノ! まさか、こんなに深く読み込んだレビューをくださるとは……。 一瞬、ドッキリに引っ掛かった芸人のような顏をしてしまいました←どんな顏だよ。 超能力者って、身近に実は潜んでいるんじゃないかなって思いながら書いた作品だけに、このような素敵なレビューを頂けた事。 とても嬉しく思います。 まだまだ未熟者ではありますが、これからも精進して参りますね。 haoriさんも、これからもどんどん素敵な物語を生み出してくださいませ(*´ω`*) 応援してます!
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ご返信ありがとうございます。 読書は雑食派ですが、特にミステリーが好きなためか、対した二人の会話場面はじりじりとした心理戦的なものを想像して、そこは楽しく拝読させていただきました。 基本的に『拝読→レビュー』となるので、それなりに時間があるときしか作品には伺わない人間ですが、機会がありましたら快紗瑠さんの作品にまたお伺いさせて下さい。あ、長ったらしいレビューは御免ということであれば、予めお伝えしていただければそのようにします(笑) それから、ごめんなさいm(__)m レビューにお祝いを書かせていただきますねと言っていたのに、うっかり……。申し訳ありませんが、ここで書かせていただきます。

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